本日、大阪地裁第2民事部の先行グループの医師尋問が終了。
報告集会であいさつする郷地秀夫先生。
藤原精吾弁護団長が「第2の肥田舜太郎誕生」と評したほど、圧巻の内容でした。



 郷地先生は、原告らの申請疾病である甲状腺機能低下症とケロイドの放射線起因性について証言。
 圧巻は、ケロイドの放射線起因性についての以下の証言。
 郷地先生は、ケロイドの治癒の遷延は、放射線の影響ではなく、衛生状態のせいだと主張する被告の主張を厳しく批判しました。

 「占領下においては、日本の医師による被爆者の研究が禁止され、研究発表も許されなかった。広島大学医学部の皮膚科の河石教授は、次から次にくるケロイド患者を前に、手術をいくらやってもきりがないので原因を究明しなければと思い、都築正男東大教授に、「ケロイドの研究をしたい」と相談すると、
米軍に研究協力してきた同教授は、「ケロイドには手をだすな、どうなるかわからんぞ」と逆に脅かされた。また、後に広島大学の病理学の教授になった杉原医師も、命がけで解剖した被爆者の病理組織、資料を全て米軍に無理矢理に持ち去られ、研究発表できなかった悔しさを綴っている。
   ケロイドについて放射線被曝の影響を否定したのはアメリカの研究者達であり、日本で実際に被爆者をみてきた医師達も、当時、ボランティアの力でケロイドの治癒のために渡米した「原爆乙女」たちに配慮しなければならないという政治的配慮から、ケロイドの研究自体が制限されたという。
 
このように米軍占領やABCCの影響で研究に制約がある中で、真摯に被爆者に向き合ってきた医師は、被爆者の火傷の多くがケロイドとなり、その放射線との影響を確信していた。被告主張は、被爆者と被爆者と真摯に向き合ってきた研究者に対する冒涜にほかならないと厳しく批判。」

結審は、7月11日(金)午後1時30分。
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2014.03.14 Fri l ニュース(原爆症裁判) l コメント (0) トラックバック (0) l top

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