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岡山川中訴訟で、広島高裁岡山支部が不当判決!

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原爆症認定集団訴訟で最後に残った、岡山の川中優子さんの事件で、広島高裁岡山支部(片野悟好裁判長)は、川中さんの控訴を棄却する不当判決を言い渡しました。
2009年に当時の麻生総理と被団協との間で締結された「8・6合意」により、1審で敗訴判決を受けた川中さんは、控訴せず1審判決を確定させても、被爆者のために設けられた「基金」により勝訴原告に準じた救済が受けられました。
しかし、川中さんは、あまりに手抜きの1審判決に納得がいかず、基金による救済を拒否し、全国でただ1人、控訴してたたかいを続けたのです。
ところが、2審、広島高裁岡山支部の片野裁判長は、川中さんの想いに正面から応えず、証人申請すら認めようとしない不当な訴訟指揮に終始しました。
川中さんと弁護団は、裁判官を忌避してたたかいましたが、裁判官はその姿勢を改めませんでした。

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近畿訴訟から応援に駆け付け、岡山弁護団と一緒に控訴審をたたかった藤原精吾近畿弁護団団長は、判決報告集会で次のようにあいさつ。

1審判決の内容と全く異ならないと言えると思います。
1審判決の綻びを少し繕ったところが2,3あるだけです。控訴理由の中で、1審判決が、審査の方針に従って判断すれば認定できないと言っていたが、今回の判決は、審査の方針にあてはまらなくても格段に認定に反対する理由がなければ認定してもいいと、新しい審査の方針だけでは判断していないと書いているんですが、しかし、中味は全くないということです。
2つ目には、1審判決が放射線量が大したことがない、微量であるから認定しない理由と挙げていたが、その放射線量を、初期放射線量と言い換えた。それは我々が直爆だけが問題ではない、黒い雨や埃、残留放射線を帯びた物に当たる内部被曝、外部被曝があるじゃないかと言ったのを、言葉だけ付け加えて、内部被曝はないとは言えないがごくごく微量であると言っています。
それを言うんだったら、内部被曝を考慮してもほとんど被曝していないという根拠を示せと言いたいのですが、その根拠を示していません。
3つ目に、30近くの裁判所が今の時点で被爆者の原爆症認定をするのには非常に困難がある、その当時、フクシマでも同じですが、どれだけの放射線があったか記録も何もないのです。しかも同心円状に広がることはまったく違うということが、フクシマで明らかになっています。放射線は距離だけで、線量が決まわけではないのです。
しかも、個々人にとって放射線を取り込んだか、浴びているかは別問題な訳です。
とりわけ乳幼児に対する影響は非常に高い。これは20数年経ってもチェルノブイリでたくさんの子どもが甲状腺がんになっていることがテレビでも紹介されています。
何十年も経って初めて分かる。その元になる線量、被爆後の行動の記録などあるわけではないのです。それを被曝したことだけが明らかになっている人が病気になったときに原爆症と認めて国の責任を取るか、それが国家補償の精神な訳です。
決して線量がいくらあり、確立が何%だから認定するということではあり得ない訳です。
そこを乗り越えるために被爆者に対して国が責任を負うんだ、それが国家補償だと言っている訳です。
ところが、この判決は国家補償的配慮があると言いながら結論は変わらない。その理由を明らかにしていないのです。
30近くの判決が国家補償的配慮という言葉を使って、はっきりした数字的根拠を示せないけれど原爆症と認めるのが相当という判断を繰り返してきたのです。
そういう判断を、全然読みもしないで、結論だけを言っただけ。無責任な判決であり、判決理由でもあると思います。
審理は2年、1審判決後2年半あまり。この間一貫して、あの裁判長は被爆者の問題、核兵器がどのように人類に影響を与えるかという問題に向き合おうとしない考えようとしない、裁判官としてよりも人間としての姿勢の問題だと思いますが、そう言う人が裁判をしたらこういう結果になる。これは社会的にも問題だろうと思います。
このような結果は十分予想されたが、川中さんが1審判決で諦めずに戦いを続け、いまだに戦い続けていることは大きな意味があると思っています。
2009年の8・6合意で、麻生総理と被団協が合意をして、集団訴訟はこれで打ち止め、被爆者行政を改めましょうと約束をして、第1審判決で終わりにしようと言って終わるつもりだったのです。しかし、川中さんの判決はあまりに大きい判決だった。川中さんは、いくら8・6合意があっても諦めませんと、不当さを明らかにするまで闘いますと言うことで控訴されたのです。私たちも、川中さんの闘う意義を感じて来たので、支援してみんなで闘ってきたのです。
その後、8・6合意後、どうなったか。裁判しなくてもいいように大臣が認定基準を改めますとなったか。認定基準を改めますといいながら、政権交代で政治的圧力が弱まったのをチャンスに弱まっている、リバウンドしているのです。一時期は、大量の認定をしてきました。しかし、今は却下の方が多いんです。100人却下して10人認定する。どんどん切り捨てるのですから仕事は早いです。
厚労省は今自分たちが決めた人定基準さえ守らない、当然、認定されるだろうという人も却下するダブルスタンダードの基準を内部で切捨ての基準を使っているのです。
そういう不当な却下は我慢できないと、東京、名古屋、広島、熊本、そして近畿で、ノーモア・ヒバクシャ訴訟として100人以上が集団訴訟後も、行政が不当なことを繰り返しているということで、裁判中であり、昨年3月には2人の原告が圧勝しています。新しい基準からは当然、認定されるべき人でした。本当なら裁判をしなくてもいい人だったのですが、裁判所でお灸をすえられています。
そう言う意味で川中さんが戦い続けてきたことが行政の不当さを表す象徴という意味があったと思います。
手帳を持った被爆者は20万人くらいおられるが、高齢化しています。
そう言う人が放置されるということが大きな問題。日本政府が原爆の問題、核兵器廃絶の問題、原発が如何に間違っているのかの問題、肥田俊太郎先生も近著で書いてあります。
原発というのは停止したからと言って放射線を放射していない訳ではない。ある以上、放射線を出し続け漏れている。その漏れが線量が一定のレベル以下だというだけのことです。
中国のPM2.5で話題になっているが、日本は海に放射線の汚染水を流しています。これが世界中の海を汚染しているのです。これに懲りないといけない。原発が人類に影響を及ぼしているか。
それを示しているのが広島、長崎で被曝した被爆者です。
それを学ぼうとしない日本政府の在り方は改めてもらわないといけないと思います。
今日の判決は集団訴訟が積み上げてきた判決を勉強しない落第の判決だったと思います。
あの裁判長が何を言おうと、被爆者は被爆者であり、正しい政府の対応が必要であり、被爆者とともに被爆者に対する国の責任を果たせ、被爆者とともに核兵器をなくす、私たちは訴え続ける必要があると思っています。
これからの運動がまだ始まると考えています。



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川中さんも不当判決に落ち込むことなく、気丈にあいさつされました。

これからも被爆者として、広島で被爆した体験を生かして伝えていきたいと思います。
時間が経てば悔しさがこみ上げてくると思いますが、少し訂正があっただけで、一字一句変わらない。
これではたくさんの皆さまの応援を得て長い間闘ってきた、本当の被爆者の辛さ、悲しみ、大変だったことを、
大勢の人と知り合った痛み、苦しみを伝えていかなければいけないと思っています。
本当は、こういうことは今までに終わっていなければならないと思います。
病気を抱えて、2世、3世に対する不安も抱え、いつも不安は消えません。
私に起きたようなことと同じようなことが起きると、私が被曝したからじゃないかと頭をよぎりますし、心配しています。
裁判の傍聴に来た方が、毎回、毎回、嫌な想いをして帰る、そう言う裁判官に出逢って、こういう事態になってしまったのは納得できないです。
証人を採用しなくても分かる分かるといいながら結局、分かってなかった、勉強すらしてもらえなかったということで本当に情けない。残念です。
私が訴えてきたことが全然感じ取ってもらえなかった、被爆者に寄り添おうとせず終わってしまったのは残念です。



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確かに、川中さんは被爆時0歳で、一緒に被曝したお父さんは死亡、お母さんも認知症が進行して、被爆当時のお話を聞くこともできず、被爆時の状況等の詳細を立証することがたいへん困難な事案だと思います。
しかし、被爆時の状況を立証できないと被爆者としての救済を受けられないというのは不当です。
川中さんのような若年被爆者が原爆症の認定を争うケースが増えてきていますが、川中さんと同じような状況の方が救済を受けられないことのないように、裁判で争い続けないといけない認定制度は早急に見直すべきです。



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2013.03.22 Fri l ニュース(原爆症裁判) l コメント (1) トラックバック (0) l top

コメント

麻生太郎総理は09年9月16日に総理をやめているのだが
 2010年まで総理をやっていたのですか?しかも民主党の政権下で。・・・・うーん。
2013.03.22 Fri l まーく. URL l 編集

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