第2回厚労大臣定期協議開かれる
厚労大臣定期協議

11月18日午後5時30分から厚生労働省で、ようやく第2回の厚生労働大臣との定期協議が開催されました。
これは、09年8月6日に、当時の麻生総理と被団協との間で締結された「原爆症認定集団訴訟の終結に関する基本方針に係る確認書」(8・6合意)第4項に基づいて、厚労大臣と被団協・原告団・弁護団との間で設けられたもので、「今後、訴訟の場で争う必要のないよう」にという目的で開催されているものです。

金井弁護士(東京弁護団)

①悪性腫瘍(白血病含む)では、直爆3.5kmを超え、入市日が4日を超えると、認定の割合が極端に落ちること
②白内障は、入市被爆者の放射線起因性を一切認めず、1.4kmを超える申請は全部却下している
③心筋梗塞は、入市被爆者の放射線起因性を一切認めず、1.5kmを超える申請は全部却下している
④甲状腺機能低下症は、入市被爆者の放射線起因性を一切認めず、2.0kmを超える申請は全部却下している
⑤肝機能障害は、入市被爆者の放射線起因性を一切認めず、1.3kmを超える申請は全部却下している

 白内障、心筋梗塞、甲状腺機能低下症、肝機能障害は積極認定するとしながら、この結果になっているのは「隠された内部基準」があるのではないのか。
 また、総合認定は行わないということではないか。


健康局長

新しい審査の方針は、広く救おうということで、放射能レベルについて放影研や日米の合同委員会の基準からするとかなり緩くしている。
心筋梗塞であれば、高脂血症であるとか、高血圧であるとか、いろんな要素があるわけで、今の被爆者援護法が、放射線起因性の判断と要医療性の判断を要件としているから、そういったところで総合的に判断しているわけで、機械的に却下している訳ではない。
白内障だと、放射能レベルはかなり医学的には低い数値、原因確率に比べてかなり低い。ただ、白内障であれば70歳台であれば90%、80歳台であれば100%が加齢性の白内障である。したがって、そういうところを総合的に判断している。
がん以外では髄膜種で良性の場合でも認めている場合もある。
距離の問題も3.5km以上だと認めないということではなく、直爆距離が5kmであっても総合的に判断して認めている例もある。


あのね、健康局長さん。
「積極認定するって言いながらしていないのは、別の基準があるんじゃないか」って聞いているだから、「ある」か「ないか」の答えでいいんですよ。それをはぐらかして、「総合的に判断しています」って、結局、「隠された内部基準」の存在を認めているじゃないの(「隠された基準」って言っても、結局、それは、「積極認定はしない」という基準)。
白内障で、70歳以上は80%、80歳以上は100%加齢による白内障だって言ったら、ほとんどの被爆者は70歳以上ですよ。
こういうのを「二枚舌」って言うんじゃないですかね。

熊本弁護団の板井弁護士は、大臣に「大臣協議で解決の方向を歩むのか、それとも再び裁判の途を歩むのか、大きな岐路に立っている。」と迫りましたが、
小宮山厚労大臣は、はっきりした答弁はされずじまい。

最後に、小宮山大臣。「いろいろ言って頂いたが、歯切れが悪く、皆さんがイライラしていることは重々分かっている。いろいろ経緯がある中で即答できることはあまりない。」



このままでは、再び裁判での解決ということになってしまいますよ。

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2011.11.19 Sat l ニュース(原爆症裁判) l コメント (0) トラックバック (0) l top

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