人間が核兵器を開発してしまった以上、あらゆる国や機関が核兵器を廃絶すれば、今後新たに生まれる可能性のある脅威に対抗できないのではないか?といった話を耳にします。
 原爆症認定集団訴訟に参加して、多くの被爆者からお話を聞きました。その被爆の実態は凄まじいものです。「分かった」などと生半可に言えるようなものでもありません。「体験した者にしか分からない」と被爆者の方々は口々に言います。それでも被爆者は、二度と同じことを繰り返すことのないよう、核兵器の廃絶を願って、思い出したくもない自らの体験を後世に伝えようとしています。
 冒頭の議論は、あくまで「理屈」です。平和の維持はそのような「理屈」では到底叶いません。世界で初めて被爆を受けた国として、被爆者の体験を多くの方に伝え、核兵器の廃絶を訴え続けることが私たちの役割だと考えます。
 遠距離での被爆者の脱毛を「ストレス」と言い放ち、原爆放射線の影響を故意に軽視し続ける日本の行政が被爆者をどれだけ傷つけてきたか。これまでの集団訴訟の判決の集積は、国の被爆者行政に対して大きな変革を求めています。

なかもり
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2009.04.02 Thu l 徒然なる思い l コメント (1) トラックバック (0) l top

コメント

核兵器廃絶
被爆者の究極の目標である核兵器廃絶に向けて良い潮流。
4月1日にオバマさんとメドベージェフさんが核軍縮の方向で声明をだしました。
「核なき世界を目指す。」ってのがいいですね。
被爆者が原爆症と認定されることは、原爆が60年経っても現在進行形で被爆者を苦しめていること、ひいては、核兵器が非人道的で使ってはならないものだということを明らかにするのです。
それにしても、核兵器廃絶に関しては、唯一の被爆国である日本がリーダーシップをとらなければならないはずなのに、政府は何をしているのですかね?
=====(毎日新聞4月2日東京朝刊から抜粋)
米露首脳会談:共同声明の要旨
 米露首脳が1日に出した共同声明の要旨は以下の通り。
一、核拡散防止条約(NPT)に基づき、世界の核兵器削減で指導力を示す。核なき世界を目指す。
一、第1次戦略兵器削減条約(START1)を新たな法的拘束力を持つ条約に替え、新たな戦略兵器削減を追求する。交渉は直ちに開始し、7月に進展具合を報告させる。
一、オバマ大統領は、核実験全面禁止条約(CTBT)の米国の批准を目指す。
一、北大西洋条約機構(NATO)ロシア理事会の再開を評価。
http://mainichi.jp/select/world/news/20090402ddm007030039000c.html
2009.04.02 Thu l ありま. URL l 編集

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