判決直前に却下処分 厚労省、原爆症認定訴訟原告の申請(朝日新聞)
厚生労働省は、2010年4月16日に判決言渡しが予定されていた認定促進訴訟(義務付け訴訟)の原告について、4月3日、却下通知を速達で郵送してきました。
平成21年4月に原告4名で提訴した認定促進訴訟(義務付け訴訟)ですが、そのうち3名は既に認定され、残された1名の原告について判決期日が指定され、1年半以上にわたって処分をしないことが違法であるかどうかの判断が示される予定です。
滞留問題に対して、裁判所が「違法」であることを宣言すれば、今後の審査に大きな影響を及ぼします。

ところが、厚労省は、裁判の結審後の1月に追加資料の提出を求めてきて、追加資料が提出されるや否や、3月29日の医療分科会にかけて、3月31日付けで却下処分を行い、却下の通知が4月3日付けで原告のもとに届けられました。
国は、却下処分をしたという理由で裁判を再開するように求めてくるものと思われます。
裁判の審理が終了しているのに、判決回避のために駆け込み的になされた姑息なものです。
原告は、広島で2.5km直爆の男性で、申請疾病は心筋梗塞。判決基準であれば認定されてしかるべき事案であるとして提訴した方です。以下は、原告のコメントです。

厚労省は、判決前の4月3日になって、返事を速達で送ってきました。
 放射線に起因していると判断することは困難であると判断されるとして,申請を却下されました。
 新しい認定基準で積極的認定の距離・病名ともにクリアーしていると思って申請しましたが、距離も近くない、被曝線量も少ない、症状も軽いなどと思われて却下されたのでしょうか。
 放射線起因性心筋梗塞でないと判定する基準が存在するのなら,公開してほしいと思います。
 厚労省は、『これくらいで申請できると思ってんの』といったところでしょう。
 厚労省が積極的に認定するのは、5つの病名であって、被爆者本人ではないのです。厚労省は,審査にあたって被爆者の不安、苦痛など全然感じていないと思います。
 却下通知を受けて、本当にがっかりしたし、人をばかにしていると腹立たしい気持ちです。
 裁判所には期待しています。正しく判断して、早く認定してほしいと思います。


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2010.04.07 Wed l ニュース(原爆症裁判) l コメント (0) トラックバック (0) l top

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