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 ちょっと時期に遅れていますが、6月22日に行われた義務付訴訟における尾藤幹事長の意見陳述をご紹介します。
    (写真は厚労省前のテントにて。右から二人目が尾藤幹事長)
    DSC00112_320.jpg

意見陳述書
    原告訴訟代理人
     弁護士 尾藤廣喜
1 本年5月15日午後2時、大阪高等裁判所(永井ユタカ裁判長)の近畿原爆症認定集団訴訟第2陣判決について、原告勝訴の判決、さらには、同月28日午前10時、東京高等裁判所(稲田龍樹裁判長)において東京原爆症認定集団訴訟第1陣判決において、原告勝訴の判決が、それぞれ言い渡され、原爆症認定集団訴訟において、被告国らは、18連敗という結果になりました。
 そして、その後、本年6月9日、被爆者10名をはじめ、14名の代表者が、国会内において、舛添厚生労働大臣と面談しました。
 また、同日、これに先立ち、原爆症認定集団訴訟の第1陣東京高裁判決について、舛添厚生労働大臣は、上告を断念し、高裁判決のうち、厚生労働大臣敗訴部分が確定しました。
 その結果、舛添厚生労働大臣は、今後、河村官房長官と協議のうえ、麻生総理の決断を求めたいと言明しました。
 ここでいう「決断」の内容とは何でしょうか。
 ここで求められる「決断」とは、まず第1に、厚生労働大臣がこれまで採用してきた原爆症認定基準、即ち、被爆者を切り捨ててきた「認定基準」を根本的に改めることであります。
 第2には、原告全員救済を柱とする原爆症認定集団訴訟の全面解決であります。
2 ところが、本年6月9日、舛添厚生労働大臣は、この点について、どのように答えたでしょうか。 第1の原爆症認定基準の根本的改革については、司法の判断を重く受け止めるとは言いながら、6月22日にも医療分科会の「専門家」に意見を聞いて基準の在り方を検討したいと述べています。
 舛添厚生労働大臣は、いったいいつまで「専門家」の意見を聞くと言うのでしょうか。
 これまでの18連敗した判決の中で、厚生労働大臣のいう「専門家」の意見がいかに被爆の事実をねじ曲げ、被爆者の切り捨てに使われてきたのか、十分明白となっています。
 また、第2の、「原爆症認定集団訴訟の全面解決」についていは、「国民の理解を得たうえで解決を図りたい」というのみで、どういう解決になるのか、さらに、何時解決するのかについても、全く明らかにしませんでした。
 一方で、一審千葉地裁の原爆症認定集団訴訟については、舛添厚生労働大臣は、最高裁に上告しておりますが、この裁判については、どうするかについて、明言を避けているのです。
 つまり、舛添厚生労働大臣は、18回にも亘る判決でことごとく敗訴しな がら原爆症認定集団訴訟の解決を具体的にどうするのかについて、未だに明確にしなかったのです。
3 そして、その間、7800名に上る原爆症認定申請者は放置されたままであり、しかも、いつ認定申請に対する判断がなされる予定であるかについてすらも不明のままであります。
 本件の原告らは、このため、厚生労働大臣に対し、不作為について異議申し立てをしましたが、厚生労働大臣からは、「審査の順番を待っているといるところです」との全く不誠実な答えがなされたのみであり、これに対して、何番で順番待ちになっているのか、また、何時になったら申請に対する決定がなされるのかの原告らの問い合わせに対しても、舛添厚生労働大臣からは、全く回答もない状態なのです。
4 このような異常な滞留状態を招いた理由は、明確です。
 厚生労働大臣、さらに、その判断を支える医療分科会の委員達が、たび重なる司法判断を無視し、昨年4月以降採用された「新しい審査の方針」における積極認定の病名を極めて狭く限定しまた総合判断の対象となる疾病についても、きわめて厳しい運用をしているために、判断に誤りがあり、かつ、認定業務が進まないのです。
 このような状況を変えるためには、司法がその職責を全うし、被爆者の援護に関する法律の趣旨に則った正しい認定基準の在り方を示すだけでなく、行政がサボタージュした結果に対して、司法が自ら原爆症の認定を行なうことによって、「被爆者が死ぬのを待っているのか」と言われている認定待ちの状況を変えることがどうしても必要であり、そのために義務づけ訴訟が認めれられなければならないのです。
 そして、それによってこそ、行政の重い腰をあげさせ、原爆症認定についての正しい基準の定立、正しい手続き、そして、早期の認定を行なうことができるのです。
5 したがって、この裁判の持つ意味は、遅々として進まない認定行政を、司法の手によって、正しい認定の在り方に積極的に導くところにあります。また、被爆者が、「せめて生きているうちに自分の病気が原爆放射線によるものであるとの認定を受けたい」との切実な思いに応えるところにあるのです。
 貴裁判所におかれては、被爆者の切実な声に応える適正かつ公平な判断を早期になすことによって、遅々として進まない認定行政を改め、7800名に上る原爆症認定申請者が放置されたままである状況の根本的転換を図っていただきたく心から要望致します。

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2009.07.01 Wed l 弁護団声明 l コメント (2) トラックバック (0) l top

コメント

No title
7800件も放置されているのですか。。
あきれます。

基準を決めて機械的に判断すれば、
もっと早くやれるのに、なにをぐずぐずやっているのでしょうか。
そういう基準って決めていないのですか?

>何番で順番待ちになっているのか、
>また、何時になったら申請に対する決定がなされるのかの
>原告らの問い合わせに対しても、
>舛添厚生労働大臣からは、全く回答もない状態なのです。
これも不誠実ですね。
7800件全員に謝罪すべきです。
一人30分謝罪するとして、職員100人でやれば、
39時間ですから、3日位で終わりますね。

どうせ9時5時しか働かずに、
癒着して賄賂ばかりもらっているのだから、
このくらいやってくれてもいいだろうに。

>「せめて生きているうちに自分の病気が
>原爆放射線によるものであるとの認定を受けたい」
高齢者を支える家族の負担も大変です。
生きているうちに手当を出して欲しいですね。
本当にむかつきます。
2009.07.02 Thu l たるぼきん. URL l 編集
9時5時
しか働いていないって、たるぼきんさん、アナタのことかな?
2009.10.22 Thu l おおが@さっぽろ. URL l 編集

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