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 NHKのニュースで、今でも内部被曝の影響が確認されたという研究が報道されました。
 内部被曝については裁判でも主張・立証してきて、裁判所も内部被曝の可能性を否定できないとして勝訴判決が続いてきました。
 今回の研究は、放射性物質を体内に取り込んだことによる内部被曝の影響が、被爆から長時間にわたって継続するということを明確に示しています。

 被爆者を対象とした放影研の疫学調査は、世界に類を見ない大規模なもので、放射線の人体影響を考えるにあたって世界的にも重要視されています。
 しかし、この調査は、残留放射線の影響を無視し、内部被曝の影響を無視しているという現実を、今こそ直視して、本当の原爆被害の影響を知るための努力をすべきだと思います。
 被爆者を調査対象にしたうえで、被爆の影響を過小評価したままに次の世代に引き継ぐのだけは止めて欲しいのです。

 死の灰の“内部被ばく”確認(NHK;6月26日)
 被爆者の体内に取り込まれたいわゆる「死の灰」が、細胞の中で放射線を出し続ける様子が、長崎大学の研究グループによって世界で初めて確認され、これまでよくわかっていない死の灰による影響の解明につながる成果として注目されています。
 (中略)長崎大学の七條和子助教らの研究グループは、すでに死亡した7人の被爆者について、大学に保管されていた組織を特殊な方法で撮影しました。その結果、被爆から60年余りが過ぎた現在も、死の灰が骨や腎臓などの細胞の中で放射線を出し続けている様子をとらえることに世界で初めて成功しました。(中略)さらに放射線の分析から、この死の灰の成分が原爆の原料のプルトニウムであることも確認されたということです。七條助教は「従来の被ばくの影響の研究は、外部被ばくが中心であり、研究が進んでいるが、内部被ばくの観点から、あらためて影響を調べる必要がある。内部被ばくは、長い時間をかけて影響を与え続けるおそれがあり、その仕組みを解明する糸口になることを期待している」と話しています。


 近畿訴訟でもご証言いただいた肥田俊太郎医師の内部被曝に関する書籍を紹介します。↓
内部被曝の脅威  ちくま新書(541)内部被曝の脅威 ちくま新書(541)
(2005/06/06)
肥田 舜太郎/鎌仲 ひとみ

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2009.06.27 Sat l ニュース(原爆症裁判) l コメント (5) トラックバック (0) l top