FC2ブログ
人間が核兵器を開発してしまった以上、あらゆる国や機関が核兵器を廃絶すれば、今後新たに生まれる可能性のある脅威に対抗できないのではないか?といった話を耳にします。
 原爆症認定集団訴訟に参加して、多くの被爆者からお話を聞きました。その被爆の実態は凄まじいものです。「分かった」などと生半可に言えるようなものでもありません。「体験した者にしか分からない」と被爆者の方々は口々に言います。それでも被爆者は、二度と同じことを繰り返すことのないよう、核兵器の廃絶を願って、思い出したくもない自らの体験を後世に伝えようとしています。
 冒頭の議論は、あくまで「理屈」です。平和の維持はそのような「理屈」では到底叶いません。世界で初めて被爆を受けた国として、被爆者の体験を多くの方に伝え、核兵器の廃絶を訴え続けることが私たちの役割だと考えます。
 遠距離での被爆者の脱毛を「ストレス」と言い放ち、原爆放射線の影響を故意に軽視し続ける日本の行政が被爆者をどれだけ傷つけてきたか。これまでの集団訴訟の判決の集積は、国の被爆者行政に対して大きな変革を求めています。

なかもり
スポンサーサイト



2009.04.02 Thu l 徒然なる思い l コメント (1) トラックバック (0) l top