4月15日午後3時、大阪地方裁判所に原爆症認定不作為の違法確認・認定の義務付訴訟と申請却下処分の取消訴訟を提訴しました!
各種新聞等でも大きく報道され、この問題に対する世論の関心の強さをうかがい知る事が出来ました。提訴の詳細については、後日写真なども付けてお話出来ればと思います。

そこでまず本日は、近畿弁護団の一人、野口善國先生の下で勉強していらっしゃる新62期の司法修習生の方が書いて下さった(管理人に書かされた…? 笑)提訴に立ち会った感想を紹介させていただきます。こういう風に、このブログが近畿弁護団と他の方々との交流の場になればいいなと思います。


原爆症認定義務付け訴訟提訴の日、野口先生に連れられて、大阪地裁に行くと、
原告の方々、弁護団の先生方、支援者の方たちが集まっておられました。
これまでに、先生から訴訟に至るまでの経緯を聞かせてもらったり、弁護団会議に参加させてもらったりしていたので、みなさんの表情を見ていると、「いよいよ提訴だ、頑張るぞ!」という気持ちがひしひしと伝わってきました。

そして、私も裁判所の門から入り口までの行進に参加させてもらいました。
報道陣もたくさんきていたので、報道をきっかけにこの訴訟を多くの人に知ってもらえればと思います。

訴状の提出後の記者会見では、原告の方たちが、原爆の悲惨さや原爆症と認定されないことの苦しみを、穏やかな口調ながらも気持ちを込めて語っておられて、とてもいい記者会見でした。
ご高齢ながら、長時間にわたる記者会見、その後の記者の質問にも熱心に答えておられる原告の方々を見て、この訴訟に対する熱意を感じると同時に、一日も早く、原告の方々に原爆症の認定がなされればいいなと思いました。

今回、弁護団会議や訴状の提出に参加させてもらって、原爆が投下されてから今年で64年が経つけれど、いまだに原爆の被害で苦しんでいる方が数多くいることを知りました。
戦争や原爆は決して「過去」のものではなく、今なお、しっかりと向き合うべき課題を残しているのだと感じました。
この訴訟提起は、長年苦しんでいる被爆者の方たちの救済に役立つと同時に、
私のように戦争や原爆を知らない世代が、その悲惨さを知り、同じ悲劇を繰り返さないために何ができるのかを考えるきっかけになるとても意義のあるものだと思いました。

一日も早く原爆症の認定がなされて、原告の方たちが笑顔になることを願っています。
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2009.04.16 Thu l ご挨拶 l コメント (1) トラックバック (0) l top
和田弁護士と同じく1月から大阪で弁護士として働き始めた岡千尋と申します。

私は広島出身で、被爆3世です。
私の祖母は広島の横川というところで被爆しました。爆心地に近い場所でした。
祖父は、出兵しており、広島にいなかったため被爆していないそうです。
祖母は、原爆の後遺症で、白血病と乳ガンになり、私が幼稚園のころ、亡くなってしまいました。
彼女は、夫である祖父にも、子どもである父にも、孫である私にも、ほとんど被爆体験を語らないまま、闘病し、亡くなりました。

私は、小学校の頃から、平和学習を受けて、語り部のひとたちのお話を聞いて育ってきました。
そのたびに語り部の人と祖母を重ね合わせて、胸が震えました。
戦争のおそろしさと悲惨さで、心がざわざわしました。

今回、原爆症訴訟の弁護団に関わらせてもらうことになり、原爆症近畿訴訟のリーフレットを読みました。
原告の方々の被爆体験やその後の人生についての陳述書の抜粋などから、
被爆のときのおそろしさ、原爆症と認定されない悔しさなどが胸の奥にじんじんと伝わってきて、涙が溢れました。
裁判に勝ったときの感動も、わがことのように感じました。

被爆された方が、自分の被爆体験を語ることはとてもつらいことです。
それでも、心を奮い立たせて、裁判を戦ってきた原告の方、
今も認定がされず悔しい思いをされている方、
被爆体験を語れず亡くなった人、今でも語れない人。。。。etc
たくさんの人の思いがつまった大切な訴訟であることを実感しました。

私は新人で、まだまだ勉強しなければいけないことがたくさんありますが、がんばりたいと思います。

若い世代の被爆3世の目線から、原爆症訴訟などについて、このブログでも報告していけたらいいなと思っています☆★☆
よろしくお願いします!」

2009.03.31 Tue l ご挨拶 l コメント (1) トラックバック (0) l top
はじめまして。

神戸の和田と申します。

私は、この1月から弁護士として働き始めました。
弁護団に加入させていただいたのは、今年の2月からですし、諸事情により、未だ実質的な活動はできていないという実情です。
そこで、詳細なお話は他の方に譲ります。

さて、恥ずかしい話ですが、私は、この弁護団に加入のお誘いを受けるまで原爆症の方については国等によって、それなりの補償がなされていると思いこんでいました。この弁護団に入ってから、周囲の人に話をしても、同じような認識の人が大勢いました。

同じような認識を持っておられる方もおられるのでは無いでしょうか?

私は、旅行が好きで、海外旅行の経験もあります。現地の人と話をして、日本のことについて話題になると、原爆の話は必ずと言っていいほど出てきます。海外の方の関心の高さに驚いたことも多々あります。

私は、原爆を落とされた国に住んでいます。それなりに、原爆のことについて分かったような気がしていました。しかし、未だに原爆の被害に苦しんでいる人がおられ、かつ、「その苦しみは原爆によるものです」という当たり前の事実を国によって認められていないという、本当に理不尽な事態が自分の隣に存在するということを知らなかったのです。

この理不尽な状態は正すことが出来ます。しかし、被爆者の方々はご高齢ということもあり、時間がありません。

このブログを読んでくださっている方、まず、当ブログのリンク先に行っていただくなどして、この問題を知ってください。そうすれば、私と同じく、こりゃおかしいだろ!と思ってくださると思います。

拙文失礼致します。
2009.03.28 Sat l ご挨拶 l コメント (0) トラックバック (0) l top